遺品整理とは。全体の流れから、費用相場や買取までをくわしく解説
2026.08.12
- お知らせ

「大切な家族の遺品を、どこから手をつければいいのか分からない」
「自分でやるには時間も体力も足りない…」
「見知らぬ専門業者に頼むのは、費用や対応の面で不安がある」
葬儀が無事に終わり、少し落ち着いた頃にご家族が向き合わなければならない「遺品整理」
で、こんな悩みを抱えていませんか?
こんにちは。神奈川県厚木市の葬儀社・一心葬の石井です。
一心葬で葬儀を終えた方からも、遺品整理についてよくご相談をいただきます。
たくさんのお客様の遺品整理に携わって感じるのは、遺品整理は単なる「モノの片付け」ではなく、故人さまとの思い出を整理し、ご遺族が気持ちに区切りをつけるための大切な作業だということです。
だからこそ、まずはきちんとした知識を得ておくことで、後悔のない遺品整理を実施できるようになるはずです。
この記事では、遺品整理の基本知識や全体の流れ、費用相場、失敗しない業者選びのコツまでを分かりやすく解説します。
目次
■遺品整理とは
遺品整理とは、故人さまが残された生活用品、家具、家電、貴重品、思い出の品などを整理・分類し、お部屋を清掃して明け渡せる状態にする作業のことです。
不用品回収やゴミ屋敷の清掃とは異なり、「遺品=ご遺族への大切な財産・形見」として丁寧に扱う点が大きな特徴です。
最近では、核家族化や遠方に住むご家族が増えたこと、またご高齢のご遺族だけで片付けるのが難しいことなどから、プロの遺品整理事業者に依頼されるケースが増えています。
■遺品整理をはじめるタイミング
遺品整理はいつから始めたらいいのでしょうか。これといった決まりはありませんが、主に次のようなタイミングでする方が多いようです。
葬儀後すぐ(賃貸・施設の場合)
おすすめのケース: 賃貸物件や介護施設などに入居していた場合
期限が決まっている場合は速やかに遺品整理を始める必要があります。賃貸住宅は退去が遅れるほど余計な家賃が発生してしまいますし、老人ホームや介護施設なども退去期限が短く設定されていることが多いためです。
各種手続きが落ち着いてから
おすすめのケース: 行政や銀行などの名義変更手続きが多い場合
葬儀直後は、銀行・保険・年金・行政手続きなど期限のある作業が山積みです。
まずは優先すべき手続きを終わらせてから遺品整理に着手するご遺族も多くおられます。
焦らず一つずつ終わらせることで、気持ちにも少し余裕が生まれます。
法要のタイミング(四十九日・一周忌など)
おすすめのケース: 親族が遠方に住んでいる/親族間でしっかり相談したい場合
四十九日や新盆、一周忌などの法要は、親戚が一堂に会する貴重な機会です。
集まったタイミングで相談しながら遺品整理を進めることで、「勝手に処分された」といった親族間のトラブルを防ぎ、その場でスムーズに形見分けができるというメリットがあります。
気持ちの整理がついてから
おすすめのケース: 実家が持ち家で、期限がない場合
持ち家の場合は急いで片付ける必要がありません。悲しみが癒えていない状態で義務的に片付けを進めると、あとから後悔につながることもあります。
心が落ち着いてから、故人さまとの思い出をゆっくり振り返り、ご家族のペースで丁寧に整理を進めていくのが一番です。
■遺品整理と相続
遺品整理で、特に気を付けなければならないのは、相続についてです。
なぜなら、故人さまの遺品は相続財産となるからです。
遺品整理は必ず「相続人」が行う
家財道具や小物を含め、故人さまの遺品はすべて相続人が受け継ぐ「相続財産」です。
そのため、いくら近所の親しい知人であっても勝手に処分する権利はありません。
思わぬトラブルを防ぐためにも、遺品整理は原則として相続人が行います。
遺品整理をすると相続放棄ができない?
また、借金などのマイナス財産が多く「相続放棄」を検討している方の場合、遺品を一部でも処分すると、相続を無条件に承認したとみなされ、相続放棄ができなくなる恐れがあります。
ですから、相続財産がはっきりするまではいきなり遺品の処分をせずに、まずは丁寧に「仕分け」から始めましょう。
遺品の仕分けを早めに行うべき2つの理由
遺品の仕分けを早めに行うことで、主に2つのメリットがあり、正しく相続手続きを進めることができます。
- <1.相続財産の全容を把握するため>
預貯金や不動産といった「プラス財産」だけでなく、貴金属・車・借入金のような「マイナス財産」など、すべての財産を把握しないと正しい遺産分割や相続税の計算ができません。
たとえば、遺品整理をしていく中で高価な時計が出てきた場合、これも資産価値のある相続財産となり、相続人全員で分割方法を決めるのが基本です。
しかも、相続放棄は3ヶ月以内、相続税の申告は10ヶ月以内と期限がありますから、早めの着手が肝心です。
- <2.不動産などの「重要書類」を見つけるため>
実家などの不動産を将来売却する際、購入時の権利証や売買契約書がないと、売却時に支払う税金(所得税)が多くなってしまうケースがあります。
遺品の仕分けをする段階で確実に確保しておきましょう。
■遺品整理の流れ
遺品整理をスムーズに進めるためには、事前の準備と手順が大切です。一般的には以下のようなステップで進めます。
スケジュールの決定
先ほどの章でも触れたように、遺品整理は相続人全員で行うのが理想です。
賃貸物件の場合は退去日に合わせる必要がありますが、持ち家の場合は四十九日法要が終わったタイミングなど、ご遺族の心が少し落ち着いてから進めるのが一般的です。
貴重品・重要書類の探索と確保
現金、通帳、印鑑、貴金属、遺言書、不動産の権利証など、資産価値のある遺産や遺品は、片付けを始める前にご家族で真っ先に確保します。
遺品の仕分け(残すもの・手放すもの)
遺品整理で一番大事なのが仕分けです。
資産価値のあるものを見つけ出すだけでなく、故人さまの思い出深い品々、家族のきずなを象徴するものが出てくることもしばしばです。
形見分けとして親族に残すもの、買い取りに出すもの、ご供養(お焚き上げ)するもの、処分するものなどに分類します。
不用品の搬出・お部屋の清掃
仕分けた荷物を搬出し、お部屋や家全体の掃除を行います。
ご供養・お焚き上げ
写真や仏壇、神棚、故人さまが大切にされていた品など、そのまま捨てることに抵抗があるものは、神社やお寺にお性根抜きやお焚き上げをしてもらいます。
■遺品整理の費用相場
遺品整理を専門業者やプロに依頼する場合、費用は「お部屋の間取り(荷物の量)」と「必要な作業人数」によって決まります。
以下は、一般的な費用相場の目安です。
|
間取り |
費用相場(目安) |
作業人数の目安 |
|
1DK / 1LDK |
約 5万円 〜 15万円 |
2〜3名 |
|
2LDK / 3LDK |
約 12万円 〜 30万円 |
3〜5名 |
|
4LDK以上 / 一戸建て |
約 20万円 〜 50万円以上 |
4〜8名 |

※エレベーターの有無、荷物の積み込み環境、エアコン取り外しなどのオプション作業によって変動します。事前に必ず現地見積もりを取り、追加料金が発生しないか確認することが大切です。
■貴重品の買取はしてくれる?
結論から言うと、多くの遺品整理業者や対応会社で「買取」は可能です。
遺品整理の際に出てきた「まだまだ使える家電」「貴金属・宝石」「骨董品・着物」「ブランド品」などは、買い取ってもらうことで遺品整理の作業費用から相殺(差引)することができます。
ただし、注意点として「古物商許可」という公安委員会の資格を持っている業者でなければ、正規の買取業務は行えません。
見積もりの際に買取の可否や資格の有無を確認しておくと安心です。
■遺品整理の業者選び
インターネットで検索すると数多くの遺品整理業者が存在しますが、中には「作業後に高額な追加請求をされた」「不法投棄をされた」「思い出の品を雑に扱われた」といったトラブルも少なくありません。
失敗しないための業者選びのポイントは以下の点です。
-
- ・「一般廃棄物収集運搬業」の資格を取得しているか
- ・買取をしてくれる場合「古物商許可」を取得しているか
- ・訪問見積もりが無料&費用の明細が明確か
- ・スタッフの対応が丁寧で、ご遺族の気持ちに寄り添っているか
- ・買い取りや供養など、ご遺族の希望に柔軟に応えてくれるか
ネットの「格安」という言葉だけに惑わされず、信頼できる窓口に相談することが何よりも重要です。
■厚木市・神奈川県央地域の遺品整理で「一心葬」がおすすめの理由
ネットで探しあてた面識のない専門業者を、故人さまの大切な思い出が詰まったご自宅に上がらせるのには抵抗を感じますよね。
厚木市をはじめとする神奈川県央地域で葬儀を執り行っている「一心葬」では、ご遺族が安心して次のステップへ進めるよう、遺品整理のご相談にもお応えしています。
葬儀でお世話になったスタッフが親身に対応
一心葬の最大の強みは、「すでに顔を合わせ、葬儀をお手伝いしたスタッフが窓口になれる」という点です。
ご遺族の置かれている状況やご心境、故人さまへの想いを理解しているスタッフが対応するため、見知らぬ業者を一から探す必要がなく、精神的なご負担を大幅に軽減できます。
※もちろん、葬儀施行がない方の遺品整理だけのご依頼も承ります。
地元密着だからこその安心感
遺品整理業者は、市や県をまたいで広域で活動をしているところもあります。
一心葬は、厚木市や神奈川県央地域の自治体ルールに精通している地元密着の葬儀社だからこそ、より親身になってお客様の遺品整理のお手伝いをします。
永代供養から住宅売却までまとめて相談可能
遺品整理が終わった後、ご遺族を悩ませるのが「お仏壇やお骨のご供養(永代供養・墓じまい)」や「誰も住まなくなった実家の売却・解体」です。
一心葬では、単なるお部屋の片付けにとどまらず、ご先祖さまのご供養から不動産売却・手仕舞いの悩みまでワンストップでご相談いただけます。
■まとめ
遺品整理は、決して急いで終わらせる必要はありません。ご家族のペースに合わせて、思い出を噛みしめながら進めていくのが一番です。
しかし、「体力が追いつかない」「遠方に住んでいて進まない」「どこに頼めばいいか分からない」とお悩みの際は、無理をせずプロの力を頼ってください。
厚木市・神奈川県央地域でのお見送りをお手伝いしてきた一心葬では、ご遺族のお気持ちに寄り添い、葬儀から遺品整理、その後のご供養や不動産の悩みまでトータルでサポートいたします。
また、特殊清掃や生前整理にも対応していますのでまずはどうぞお気軽にご相談ください。
